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考える言葉

極まれば則ち反る

1997年12月15日

 『天地の道は、極まれば則ち反り、盈つれば則ち損ず』(淮南子)
 
 (どん詰まりの状態にまで落ち込むと、反転して平常の状態にもどる。逆に、どんどんふくらんで満ち足りた状態に達すると、こんどは一転してしぼんでいく。これが天地の道である)
 月の満ち欠け、四季のめぐりといった自然の摂理がこの事を教えている。会社経営についても同じ事がいえるのではないか。
 この思想によれば、満ち足りた状態というのはリスク(危機)だということになる。
なぜなら、その先に待っているのは転落であるからだ。それよりも、一つや二つ悩みのタネをもっていたほうがよいことになる。
 「これは難しい!」と思われるような目標にチャレンジしていくことが大切だといわれ
る理由もこんなところにあるのだろう。
 慢心に陥らないように、高邁な理想を心に抱いて常に自己革新していこうと思う。
 逆に、いまどん底で八方塞がりの状態にあったとする。ふつうそれは悲しむべきだと理解されているが、この思想からいけば、むしろ先に大きな楽しみが待っているということになる。
 この事を信じて、慌てず、焦らず、じっくり辛抱して決してあきらめない事である。
 そして浮上のキッカケをつかむことである。
 肝心な事は、どん詰まりの状態の原因は今にあるのではなくて自分の絶頂のときにあるということである。だから、その事を自省し、生まれ変わった自分を信じる事である。
 
  『極まれば則ち反り、盈つれば則ち損ず』
 

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