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考える言葉

時間

2013年08月26日

 今、伊丹の空港にいる・・・。

 親交の深いK税理士が主催した経営者セミナーの講師を終えて、その翌日ゴルフを楽しんでの帰りである。あいにくの雨でゴルフは途中でやめたがその分、空港のラウンジで寛いだ"時間"を過ごしている。

 「楽しみの"時間"が寛ぎの"時間"に変わった?」のである・・・。「雨のせいで」というべきか「雨のおかげで」というべきか迷うが、いずれにしても「楽しみの"時間"が寛ぎの"時間"に変わった」ということである。

 前日の経営者セミナーのテーマは、『なぜ、経営計画が必要なのか』である。

 「ビジネスは総力戦!組織一丸となって、総力で戦う。そのシナリオを共有するために経営計画を作成する必要がある」「そして、そのためには為すべき課題と責任を明確にし、全員で共有しておく必要がある」「さらに、過去に捉われて、未来の可能性を損なわないためにも"時間"軸で考える必要がある」等々・・・。

 「"時間"は最も希少な資源である」とは、ドラッカーの名言。さらに、「"時間"をマネジメントできなければ、なにもマネジメントできない」とも述べている。

 "時間"をどう捻出し、どう使うか・・・。人生においても、経営においても最大の課題である。

 しかし、"時間"という概念、考えてみると一筋縄ではいかない。

 空港に着くと、フライトまでの"時間"が三時間もある。"時間"の長さは、同じなのにイラついたり、焦ったり、寛いだりと、そのときの自分の心の状態で感じ方が全然違うのである。

 だとすると、『中期5カ年計画』でいうところの5年後のあるべき姿という時間軸の捉え方だって、5年という"時間"のスパンだって、経営者の置かれている状況や考え方によって、相当に感じ方の違いや捉え方の違いがあって当然だといえる。

 話は変わるが、「一握りの天才を除くと、人生の明暗(差)を分けるのは"焦り"だ」と語ったのは、ニーチェだ。この焦りだが、これは確実に"時間"の敵だと思う。講演のうまい人は、実に最後の5分を落ち着いてうまくこなす人が多い。しかし、これは講演に限らない・・・。

 "時間"とは何か?それは、人によって異なる概念である。「同じ一時間でも、人によって明らかに質においても量においても異なるものだ」と考える。

 この事を理解して、人との関わりをしておかないと、お互いに分かり合えないことになるのではないだろうか。ナンカ、哲学的・・・!

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