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考える言葉

全国経営者大会

2014年01月27日

 新春恒例の第119回"全国経営者大会"(1月21~23日:帝国ホテル)へ、今年も幹部有志と参加・・・。大会テーマは、『どうなる!?2014年の世界と日本』であった。
 これからの時代の流れを決定づけるメガトレンドは確かにあるのだが、ジタバタしても始まらない、個としての意思を明確にして、図太くかつしなやかに生きるのが一番というところか・・・。
 今年も居並ぶ講師陣のなかで、印象に残った言葉や内容を紹介したい。
 トップバッターは、大前研一氏。「中国のようなボリューム国家と対抗するには小国の知恵であるクオリティ国家(スイスやシンガポールなど)を目指せ」 つまり、量から質への転換・・・。また、「リーダーの条件は、①方向性 ②スケール ③スピード を示すことだ」 事業の方向性を決めたら、それをどれくらいのスケールで、どれくらいのスピードでやるのかを決める。
 ハウステンボスの再生を成功させた澤田秀雄氏(HIS会長)は、再建のコツを披露。「何故、赤字か?バランスシートと現場をみれば、分かる。バランスの悪いところを探す」 「①明るく元気に!②きれいにしよう ③4割増収(増収・経費削減で黒字化)」 「志と目標の明確化、そして運を大切にする・・・」 「できないではなく、どうすればできるか!」。
 そして、80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎氏。「人間は、自分が考えているよりも可能性のほうが高い」 だから、人生のモットーは「何とかやれるのではないか」 「面白く、可笑しく人生を送ろう!」 85歳での挑戦に向けて、準備中とか・・・。
 パラリンピアン(走り幅跳び)の左藤真海さんも凄い。闘病、義足、震災(気仙沼)を乗り越えてのアテネ、北京、ロンドン3大会へ出場。「夢を跳ぶ!目標とともに、前へ・・・」 心が折れない強さを感じた。
 渡邉幸義氏も凄い!ニート、ひきこもり、障がい者を戦力化する事業モデルを構築して雇用創造革命に挑んでいる。「美点凝視の経営」というが、なかなか真似ができる話ではない・・・。
 今、最高に売れている『永遠の0』の作家、百田尚樹氏も登場。50歳からの小説家デビューだそうで、きっかけは「人生50年、自分自身を振り返る。今死んだら自分に何が残るのか?」だそうだ。出光興産の出光佐三をモデルとした『海賊と呼ばれた男』も面白そうだ。けっこう、型破りな人間のようで、面白かった。
 他にも、自律神経研究の第一人者である小林幸弘教授(順天堂大)や宇佐美誠京大教授の『白熱教室』も良かったが、後日にしたい。

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