このページの先頭

トップページ > 考える言葉 > バックナンバー > IG合宿

考える言葉

IG合宿

2017年11月06日

 例年より1か月はやく、IGグループの次年度・行動計画書を策定する"合宿"(2泊3日)を行う。

 宿泊施設は、国立諫早青少年自然の家。多良山系の五家原岳(1057.3m)中腹に位置し、有明海、橘湾、大村湾、そして諫早干拓や雲仙岳も望める素晴らしい場所だ。

 "合宿"の目的は次年度の目標設定にある。つまり、組織全体と部門、そして個人へと具体的な目標の落とし込みが主たる課題であり、そのための時間を優先するスケジュールになっている。

 今回は、いきなり、決めたスケジュールを破棄することからスタートした。

 「なぜ、行動計画を立てるのか?」、その原点に立ち返てみる必要を感じたからだ・・・。そして、一人ひとりに人生の目的や中期ビジョンを考えてもらった。また、自分自身を正しく知ってもらおうと自己分析チェック表を使い、自己判断をしてもらった(課題の明確化)。一日目は、その作業だけで終わってしまった・・・。

 しかし、意義ある一日目だったと思う。

 なぜなら、何を考えて生きているのか(欲求・願望とビジョン)、また、その実行の当事者である自分自身を正しく知ることは、行動計画を立てるにあたり、必要不可欠な前提条件だからである。

 人里離れた自然の家で、缶詰め状態で全体合宿を行う効果は計り知れないが、大きく二つの効果を期待している。

 先ずは、徹底して、考え抜く時空を持てること。脱日常性のなかで、現状を振り返ったり、未来をイメージしたりしていると、様々な問題意識が生まれる。計画づくりの第一歩は、ここから始める。

 それから、密度の濃いコミュニケーションが持てること。じっくり語り合うことによって、目的の共有化ができているのかどうか。また、お互いに貢献し合う意欲は十分にあるのかどうか・・・。

 3日間かけても、一年間を戦い抜く十分の準備ができたかというと、そうでもない。だが、考えるための土台はできたので、今年いっぱいかけて、納得のいく行動計画書をつくりあげたいと思う。

 「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの言葉がある。「楽しくて豊かでエキサイティングな一年にしたい」と思う。そのためには、多くの貢献が実る一年にできるように、考えて、考えて、考え抜こう。

このページの先頭へ戻る