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考える言葉

心掛け

2018年01月22日

小さい頃、何か失敗をしでかすと「普段の"心掛け"が悪いからだ!」と、よく叱られた思い出がある。

 そういわれたときは、「その通りだ・・・」と反論の余地もなく、頭をうな垂れて沈黙するしかなかったのだが、その後、「何事にも普段からの"心掛け"が大切だ」という教訓をどれほど生かせたのかというと心もとない。今思うと、人生の目的が明確にあったわけでもなく、それ故に、真に"心掛け"の大切さを受け止めるだけの土壌もなかったのだろう・・・。

 実は、先週末(19~20日)、『IG後継者育成塾(第5期⑨)』の中で「経営の本質」について触れ、次のような話をした。

 「経営とは、真理と一体となった営みのこと。それ故に、つねに自らの目的を問い、その達成のための正しいものの見方・考え方を"心掛け"、実行に移すことだ」

 小生が、「"心掛け"、心構え、心得」といった心の準備の大切さを、真に意識し始めたのは、社会人になって、経営を学び、自ら実践するようになってからだと思う。

 「心一つの置き所」(中村天風)、「勝敗は、戦う前に決している」(孫子)、「経営人間学講座における価値観学習」など、すべてが心の準備の大切さを学ぶ大きな機会となった。

 つまり、"心掛け"(心構え)がすべてを決める。仕事の成功も失敗もすべて、"心掛け"次第だといえよう。成功している経営者の人たちと会う機会があり、話をしていると、

やはり、それぞれ"心掛け"ている何かを持っている。だから、信念がある。

 IG会計グループにおいて、定期的に開催している『将軍の日』(月2回)は、まさに自社の経営方針に対する決定を行い、経営者自身の"心掛け"を自己チェックするための『考える一日』である。

 ① 「何のため」の事業なのか?(自己分析やドラッカーの「5つの質問」など)

 ② その目的を達成するための「戦略と戦術」(SWOT分析など)は何か?

 ③ そして、行動目標(達成すべき数値目標と期限)を具体化する。

 一日ハマって考え抜くと、「覚悟が決まる」という感想が多い。それを普段の"心掛け"で習慣化する。もちろん、ブレが生じていないかを検証するために、定期的に参加される経営者も多い。(2回目以降の参加は一年間無料、大歓迎!)

 「価値ある目的を描き、その達成を心から信じ(信念)、行動し続ける」その"心掛け"(心構え)をつくるのは自分自身である。

 さて、あなたはどんな"心掛け"で、毎日を生きていますか?

(H30.1.22)

 

 

 

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