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考える言葉

機会

2020年06月15日

 「"機会"は、変化と共に現れる」という。

 コロナウイルスが世界中を席巻し、今までの生活様式や価値観まで変えようとしている。その意味において、今はまさに"機会"到来の時といえよう。

 私たち企業人は、その変化をいち早く認識し、事業"機会"を発見することの重要性を常に問われている。

 ピーター・F・ドラッカーは、氏の著書である『創造する経営者』の中で次のように述べている。「"機会"をもたない企業は生き残ることができない。そして潜在的な"機会"の発見に努めない企業はその存続を運に任せることになる」と・・・。

 そして、事業の"機会"を発見するためのヒントとして、次の7つの根源となる領域を示唆している。

①   予期せぬもの(予期せぬ成功あるいは失敗)

②   ギャップの存在(理想と現実のギャップ)

③   ニーズの発見(プロセス・労働・知識などのニーズ)

④   産業構造の変化(産業や市場の構造)

⑤   人口構造の変化

⑥   認識の変化(価値観や文化の変化)

⑦   新しい知識の出現(研究開発等の成果)

 確かに、変化の激しい今日的な環境においては、あらゆるところに"機会"が存在しているといっても過言ではないだろう。

 「変化=機会」だと考え、身の周りに起こっている「変化あるいは"機会"」を意識的に捉えるためにも、それらを検討するミーティングを定期的に開くなどして、仕組化するのも面白いかも知れない・・・。きっと、多くの気づきを共有できるに違いない。

 さらに、"機会"を事業として成功させるには、チャレンジするしかない。だが、成功確率は3割いけば上々だという。そこで、ドラッカーは次の2点を指摘している。

①   まず、廃棄せよ

非生産的なものや陳腐化したものを廃棄し、経営資源を"機会"に集中することが大事であること。

②   小規模に、何度も、素早くテストする

「仮説~実践~検証」をまめに繰り返し、フィードバック機能を働かせること。

 「ピンチはチャンス!」という。不透明な時代だからこそ、あらゆる"機会"を捉え、自らの手で未来を創造する気概を培いたいと思う。

(R2.6.15)

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