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考える言葉

協働

2014年12月01日

 この時期、恒例のIG合宿(2泊3日)を終えたところである。
 次年度からスタートする新中期ヴィジョン(2015~2019年)は 『Next Innovation(次なる革新!)』 と決定。やり甲斐のあるテーマだと思う。
 そして、次年度の基本方針は 『生産性の向上~賢く働こう!』 である。生産性の向上は、経営の基盤をなす大切なテーマであり、生産的な場づくりこそ、ヴィジョン実現の第一歩だと考える。
 成熟化した市場が求める多様性や質といったニーズへどう対応し、生産性を向上していけばいいのか・・・。その解は、IG理念の中にある。「衆知を集めて、世のため、人のために尽くす」という考え方である。つまり、"協働"の概念である。
 「一人で働き、一人で成果を生み出す人はわずかである。・・・・・ほとんどの人は、他の人と共に働き、他の人の力をかりて成果を上げる」(P・F・ドラッカー)。まさに、同感である。
 ここでいう「賢く働く」ということは、"協働"の価値観を磨くという意味である。つまり、「個人の限界を組織の限界にしない。さらに、組織の限界を業界の限界にしない」という考え方・価値観をいう。
 "協働"を成立させるために必要不可欠な条件が、3つある。
 ① 目的の明確化・共有化
 「何のために"協働"するのか?」 つまり、"協働"する目的の意味を明確にし、共有化しておく必要がある。
 ② 貢献意欲
 "協働"にかかわるメンバーの一人ひとりが、主体的に"協働"の目的に貢献したいという意欲を持っていることが必要である。
 ③ コミュニケーション
 実践のプロセスにおいては、"協働"の前提として必要な「相互理解」の基盤ができている必要がある。そのためには、つねにコミュニケーションを図り、情報を共有し、お互いの価値観を知り、高め合う必要がある。
 それと、役割・責任の明確化や情報のオープン化なども重要な要素である。
 お互いが、メンバーの強み、仕事のスタイル、価値観を理解し合い、生かし合うことができれば、必ず"協働"の成果は生まれる。成果が出ると、関係性はいっそう良くなり、シナジー効果が期待される。
 "協働"の場の質を高め、生産性の向上を目指したいと考える。

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