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考える言葉

自己実現

2018年06月11日

 仕事を通しての"自己実現"は、IG会計グループにおいては基本的なテーマの一つである。IG経営理念の中にも、「全人類の"自己実現"のために衆知を集める」と謳っている。

 小生と"自己実現"という言葉の出逢いは、心理学者マズロー(1908~1970年)の欲求5段階説である。マズローは、人間の欲求を五段階に分け、人間は究極の欲求として"自己実現"を目指して生きているとした。

 小生にとって、"自己実現"という言葉は、極めて魅力的な響きを感じる。無限の可能性を感じさせてくれて、勇気を与えてくれる。何かにチャレンジしたくなるような刺激を与えてくれる・・・。

 では、自己とは何だろう?マズローは自己超越という言葉を用いているが、自我(私利私欲)にとらわれない、自他非分離である統合の思考に近い概念だといえよう。仏教でいうところの無我あるいはユングのいう自己(セルフ)と同義だと考えてよいのではないか。

 "自己実現"とは、「自分の目的や理想を掲げて、それに向かって努力し、成し遂げること」であるが、その掲げる目的や理想が自我の次元を超えている必要があるといえよう。

 つまり、自らの社会的存在と意義を問うような内容であるかどうか。自らの強みを生かし、社会貢献できることは何か?自らに問い続ける必要がある。小生は、職業会計人は社会的インフラとしての使命を担っていると考えている。

 中小企業のゴーイングコンサーンを下支えするインフラとして為すべき役割は何か?これを問い続けることによって、IGグループにおいて未来会計というドメイン(存在領域)が確立できたのだと確信している。

 では、"自己実現"のために大切な心構えとは何かを考えてみたい。

 ① すべては目的を明確にすることからスタートすること

 ② 目標管理を徹底すること(「仮説~実践~検証」のサイクル)

 ③ やると決めたら、やり続けること

 ④ 同志や協力者との関係性を大事にすること

 ⑤ 学び続けること

 不確実性が高い時代環境のなか、自らの意思で選択し、社会貢献できる人材が求められている。

 まさに、全人類の"自己実現"のために衆知を集めることにチャレンジしたい。

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