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考える言葉

M&A国際会議

2014年04月01日

 3月の恒例といえば、日本M&Aセンターが主催する"M&A国際会議"への出席。
 毎年、世界の主要都市を開催地として選び、グローバル感覚を養おうという趣旨だと思うが、参加者は全員、日本からの会計人である。
 今年は、イタリアの首都ローマ(Roma)・・・。参加者の数は、400人近くで過去最高だという。主催者の勢いがそのまま反映されている感じだ。
 オプション旅行が3ヶ所準備されていたが、ギリシャ(アテネとサントリーニ島)を選択した。
 今回のイベント・ツアーで印象に残ったことが二つある。
 一つ目の印象は、ローマ。映画『ローマの休日』の名場面(トレビの泉、スペイン広場の大階段、真実の口など)が散在し、一度は行ってみたい街であったが、余りにも有名で、初めて訪れたという感じがしない・・・。
 驚いたのは、バチカンの圧倒的な権威!ローマ市内が一望できる丘陵地帯に位置するが、バチカン宮殿(博物館&美術館、システィーナ礼拝堂・・・)とサン・ピエトロ大聖堂は、見るものすべてを圧倒させる威力をもっている。その壁面や天井に描かれたミケランジェロの絵画や彫刻の数々は、芸術的な素養に乏しい小生でも感動せざるを得ない。バチカンは800人程度の小国であるが、国家予算のすべては世界中のカトリック信者からの献金と観光関連の収入で成り立っているそうだ。「儲け」とは「信者」と書くというが、まさに宗教のブランド力に驚かされる。
 二つ目の印象は、ギリシャ。ギリシャと言えば、国の財政破綻でユーロ圏経済危機の元凶・・・。どうなっているのだろうと思っていたが、街は落ち着いており、人々の様子は明るく、笑顔が優しい。
 ガイドさん曰く、「ギリシャにくる観光客の人たちは古代ギリシャのイメージが強いと思うが、現在のギリシャは180年ほど前にオスマントルコから独立した国家・・・。今回も国が勝手に借金つくって破綻したが、ドイツ人があくせく働いて肩代わりしてくれている。ギリシャ人はノンビリ、だからEU諸国で一番長生きの国民だ」と冗談半分に話してくれたが、確かに行き交う人に危機感は感じられない・・・。
 また、サントリーニ島は、エーゲ海に浮かぶ世界でも著名な観光地である。岸壁の上に白壁の家々が密集する景観でも知られるが、白と青のコントラストが実に美しく、夕日が似合う。ギリシャの国は、基本、農業と観光で成り立っているのだろうが、国の役割とは何かを考えさせられる。国の権力がどう変わろうと、住むように住む・・・。
 イタリアもギリシャも、もう一度ゆっくりと訪れてみたい国々であると感じた・・・。

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