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考える言葉

学後の実践

2014年07月22日

 IG後継者育成塾・第3期生の卒業式が、無事終了した(7月18~19日)。平成24年9月に始まって以来、二年間にわたり真摯に学んでくれた塾生の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいである。
 さて、この二年間で「自らが学び、得たものは何か?そして、自分の何が変わったのだろうか?さらに今後、自らがなすべき最も大きな課題は何だろうか?」 自らに、改めて問うてみよう。(小生は、読後に必ず問うようにしている)
 P・F・ドラッカーは、経営者として持つべき能力・性格について、次のように指摘している。
 ① 考える人、② 行動する人、③ 人間的な人、④ 表に立つ人。
 これらをすべて兼ね備えている人は、ほとんどいないのではないだろうか。しかし、経営者の役割を果たすには必要なものである。先ずは、自分に何が備わっており、何が不足しているのかを自覚しておくことが大事だ。
 当塾で学ぶべき最大のテーマは、第二創業に必要な『自己革新力』と周囲を巻き込む『リーダーシップ力』である。そのために、次の3つの要素を高めることを課題としている。
 1.思考力(物事の本質を見極める力)
 2.数字力(現状を正しく捉える力)
 3.モチベーション力(物事を成し遂げる意志力)
 塾生同士が互いに切磋琢磨し、主体性を引き出し合うことができる場をつくるように運営を心がけてきたつもりである。
 準備された質問に自分で思考し、答える。そして、グループディスカッションを通して他の人たちの考えや意見を参考にしながら、自らの考えを反芻する。思う以上に、『考える人』になっているはずである。
 これからは、いよいよ"学後の実践"である。知と行の合一は、昔からいわれていた課題である。悟ったあとの修行こそが、真の試練である。実務家にとって、実践の成果こそが価値である。事業の目的である顧客の創造は、まさにその瞬間である。
 塾生には、もう一つ大切な宝物ができたと思う。それは、共に学んだ素晴らしい人脈である。その人脈の価値を信じ、共に衆知を集め合いながら、"学後の実践"、その試練を乗り越えて、自己革新をやり続けてもらいたいと願う。
 学ぶだけに終わらせず、現場での実践をやり続けた人だけが、真の経営者としての風格を身につけるのである。 只今、第四期生募集中!

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