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考える言葉

勝ちぐせ

2025年07月08日

  書棚を整理していると、『中村天風「勝ちぐせ」のセオリー』(鈴村進 著)という書物が目についた。

 著者が冒頭に述べている言葉を紹介したい。

 「人間が死にものぐるいになったとき、常識を超えたすさまじい力を発揮できることは、日常よく耳にしたり、実際に経験するものである。極限の状態における人間の力は想像以上に強烈である。いや、むしろ無限だと言うべきであろう」

 そしてさらに、「現実に大勢のひとたちが、"稀有な哲人"の教えに導かれてこの力をものにして自分に"勝ちぐせ"をつけ、希望と歓喜に満ちた人生をわがものにしているのだ」と述べている。

 少し引用が長くなったが、ここに言う、「稀有な哲人」こそが中村天風である。

彼は言う。「人間は本来そういう力を持っているのだ。それに気がついていないだけなんだよ」と。

「人間が本来もっている力」(生命の力)には、次の6つの種類があるという。順を追って考えて見よう。

 ① 第一は「体力」・・・まっすぐに生きることを心がけていれば、自然に強力な体力を

身につけることはできる。

 ② 第二は「胆力」・・・未来は誰も予測できない。一喜一憂せず、度胸を決めて為

べき使命を果たす。

 ③ 第三は「判断力」・・・身勝手な願望や私利私欲に流されず、つねに冷静な判断を下す。

 ④ 第四は「断行力」・・・心の積極性を堅持し、物事をバランスよく見て、判断し、断行する。

 ⑤ 第五は「精力」・・・何事にも、好奇心を持つこと。精力すなわち好奇心を保ち、みずみずしい若さを保つこと。

 ⑥ 第六は「能力」・・・自分で実行する力。心身を統一し、積極的な心を持つ人には、無条件に与えられるものだ。

 以上の6つの力は人間の生命要素だという。

 「継続は力なり」という言葉がある。そのためにも必要なのが、これらの要素を習い性にしてしまう。つまり、"勝ちぐせ"にすることだという。

 IG会計の提案する『未来会計サービス』とは、経営計画をベースに、目標管理システムを構築し、個人や組織が本来持っている力を引き出し、目標達成をサポートする、すなわち、"勝ちぐせ"を身につけることを目的としたサービスである。

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