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考える言葉

IG理念

2015年04月27日

 IGとは、知的集団(Intelligent Group)の略称で、「衆智を集め、世のため人のために、良い仕事をしよう」という想いを込めて、そう呼んでいる。つまり、「個人の限界を超えた社会貢献をしたい」という想いである。
 そして、IGグループが掲げている"IG理念"の内容は次のとおりである。
 一.業界において常に先駆的役割を担い品質の高い知的サービスを通して企業の繁栄に貢献する
 一.我々相互の主体的価値を尊重し互いに切磋琢磨する
 一.全人類の自己実現のために衆智を集める
 創業当初につくったもので、一歩を踏み出したばかりで、期待と不安が入り混じっていたのだろう、多少の気負いもあったと思うが、あの当時の想いが脈々と続いて今日があるような気がする。
 この"IG理念"のキーワードは、変革のリーダー的役割、プロ人材の育成とネットワーク化、自己実現のステージ創りである。
 昨年、創業30周年を迎えたとき、"IG理念"を反芻しながら、私たちの歴史を振り返ってみたが、この理念の下、離合集散を繰り返しながら、IGグループとしての組織風土や文化が培われたのだと確信できる。
 創業の頃、お金も人脈もなかった私たちにとって、高邁かつ不遜な理念であったが心の支えになったことは事実である。食うために皆でがむしゃらに働いたが、"IG理念"があったからこそ、一丸となって、がむしゃらに働いてこられたのだと思う。
 「なぜ理念が必要なのか、どんな効用があるのか?」と、よく訊かれることがある。次のように考えている。
 ① 自らの存在意義を明確にできる(目的の共有、協働意識、結束力など)
 ② 自らの取るべき進路(方向性)を明確にできる(あるべき姿、自己革新、ベクトルの一致など)
 ③ 自らの価値基準(物差し)を明確にできる(個性の統合、価値の創造、トレードオフの解消など)
 創業30年という年月は、企業にとって、一つの大きな節目である。次世代をどう描いていくのか・・・。IGグループにとって、今年は「Next Innovation」を中期ヴィジョンに掲げた新5カ年計画のスタートの年である。"IG理念"の考え方をどのように進化させていくかを問うべき5ヵ年ともいえよう。
 「信ずるものがあるからこそ、がむしゃらに働ける!」 それを有難いと考える。

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