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考える言葉

奮起

2015年11月16日

 この時期になると、IG会計グループは『次年度行動計画書』作成のための合宿(11月26~28日)の準備で忙しくなる。
 毎年決まりのパターンであるが、10月下旬から11月初旬にかけて、代表(小生)が次年度の「基本方針」を定め、発表する。それを受けて、各分社・部門長は自らが率いるグループの「行動指針」を決める。そして、幹部会において中期計画の進捗状況を検証しつつ、次年度の大枠を決定するのである。
 さて、次年度(H28年度)のIG基本方針は次の通りである・・・。『変革へのリーダーシップ~心を奮い立たせる人材になろう』 である。「心を奮い立たせる」つまり、"奮起"を促すあるいは"奮起"したくなる状況をいかにつくっていけるかを思考し、行動する人材を育成する年にしたいのである。
 あらゆる業界や企業も今や、「慣れ親しんだ快適ゾーン」から「事業機会溢れるチャレンジゾーン」へと軸足をシフトしないかぎり、成長はおろか、存続すら難しい時代環境である。故に、「心を奮い立たせる」、自他共に"奮起"したくなるようなリーダーシップが求められるのである。
 「この人とだったら、なんでもやれそうな気がする!」と思い、感じるような人と出逢ったことはないだろうか・・・・・。小生は、そんな出逢いを何人もの人としている。心が安らぎ、落ち着く。同時に、何か新たな"奮起"のエネルギーが沸いてきたのを覚えている。決してカリスマという感じではないが、人をその気にさせてしまう不思議な存在である。今風にいうと、その人の持つ総合的な人間力だろうか・・・。
 小生の好きな『老子』の中に「上善は水の如し」という言葉がある。「水は万物に恩恵を与えながら相手に逆らわず、人の嫌がる低いところへと流れていく」という意味合いがある。ここから学ぶべき2つの視点がある。
 第一は、柔軟性。主体性を持ちながら、相手の出方に応じていかようにも自らの体勢を変えていくという、そんな柔軟性である。相手を受け入れながら、自らも成長していく力である。
 第二は、謙虚さ。成功の罠が傲慢と慢心・・・。傾聴力や共感力、相手との共通項を見出す力があり、コミュニケーション力が備わっている。
 水がないと、生物は生きていけない。そんな大きな存在であり、働きをしているにも関わらず、柔軟さと謙虚さを兼ね備えた人をみると、思わず心の中で脱帽してしまう。そして、そうありたいと"奮起"する心が沸き立つのである。
 お互いの主体性を尊重しつつ、奮起し合う組織をつくりたいと考える。

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