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考える言葉

あるべき姿

2016年10月24日

 自社の"あるべき姿"を明確に描くことの重要性が一段と高まってきているような気がする。(拙著『社長、経営はぜんぶ未来からの「逆算」でやりましょう』も、この事を強調しているのであるが、好評のようである・・・。感謝!)
 "あるべき姿"とは、ヴィジョン(将来像)と置き換えてもよいが、社長の思いであり、夢や志を具体的に描くことである。もちろん、その思いの根本に経営に対する理念や目的、人生の哲学があることはいうまでもない。
 毎年この時期、IG会計グループは次年度の行動計画書を作成する合宿(2泊3日)を行うようにしているが、今年は各分社・部門ごとの"あるべき姿"を徹底して描く3日間にしようと思っている。
 その理由は、IGグループの事業承継を前提に、昨年から中期ヴィジョンに『Next Innovation~次なる革新』を掲げて、新たな成長戦略のスタートを切っているのであるが、それを達成した暁の具体的なイメージが、今一つ具体的なものとして、みんなで共有できていないような気がするからだ。
 創業以来30数年、小生も含め主たる幹部たちが存在しなくなった後の経営体制をイメージすることは、口でいうほどに容易ではないと思う・・・。だが、それを鮮明に描かない限り、『Next Innovation』は画餅となってしまう。
 そこで、少し趣向を変えようと思った。今まで、中期ヴィジョンや年度基本方針については、トップである小生が決めて発表し、その趣旨の説明をして、各分社・部門の行動指針や個人目標へ落し込んでもらっていたが、今回からは一人ひとりに"あるべき姿"を描いてもらおうと思っている。
 つまり、「どういう事務所であって欲しいのか?」「自分たちは何を目指し、何のために頑張るのか?」という問いを自らに投げかけ、先ずは考え抜いてもらう・・・。そして、「それは他の人たちと何が違うのか、または同じなのか?」「また、分社・部門の"あるべき姿"と比べて、どうなのだろうか?」と問うてみよう。
 全体(組織)と部分(個人)との間にトレードオフが生じていないだろうか?もし、生じているとすれば、何が原因なのだろうか?
 組織は個人の集合体である以上、様々な個性があって当然である。またそれが、多様性の妙を創り出し、シナジーが生まれる。多様な個性があるからこそ、衆知を集めることの価値が生まれるのだ。
 各人の"あるべき姿"を明確にして、それらを統合する重力の存在を改めて、確認できる合宿にしたいと考えている。

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