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考える言葉

リーダーマインド

2026年08月31日

最近、「リーダーシップ」について考える機会が増えている。
組織を取り巻く環境が大きく変化し、これまでの常識や成功体験だけでは、切り拓くことが難しくなっているからである。
では、優れたリーダーに共通するものは何だろうか?能力や経験だけではない。
"リーダーマインド"こそが、リーダーとしての行動の原点なのではないだろうか。 
"リーダーマインド"とは、役職や肩書きのことではない。自分が置かれている立場に関係なく、「自分がこの組織や未来をつくる」という当事者意識を持つことである。誰かに指示されてから動くのではなく、自ら考え、自ら決め、自ら行動する。そこにリーダーとしての第一歩がある。
P・F・ドラッカーは、マネジャーを「組織の成果に責任を持つ人物」と捉えている。つまり、リーダーとは、自分自身の成果だけを考える人ではなく、周囲の人たちの力を引き出し、組織として成果を生み出すことに責任を持つ人だといえよう。
そのためには、まず"大局観"が必要である。目先の問題に振り回されるのではなく、「何のために、この仕事をするのか」「どんな未来を実現したいのか」という根本に立ち返ることである。安岡正篤氏のいう「長い目」「多面的・全面的」「根本的」という三つの視点は、リーダーにとって重要な思考の基本である。
そして、次に必要なのが"覚悟"である。未来は、誰かが用意してくれるものではない。自らがあるべき姿を描き、そこへ向かう道筋を考え、行動し続ける必要がある。IGグループが実践してきた未来会計も、まさに「未来を描き、現在との差を認識し、行動する」という考え方を基本としている。
では、"リーダーマインド"を育てるには、何を意識すればよいのだろうか。
 ➀ "目的"を明確にする(何のためにやるのかを自らに問い続ける)
 ② "当事者意識"を持つ(他人事にせず、自分ならどうするかを考える)
 ③ "決断"する(正解を待つのではなく、仮説を持って一歩を踏み出す)
 ④ "人を活かす"(自分一人で成果を出すのではなく、仲間の強みを引き出す)
 ⑤ "やり抜く"(結果が出るまで、仮説~実践~検証を繰り返す)
IGグループでは、後継者育成塾や行動計画発表会などを通じて、「自ら考え、未来を描き、行動する」人材づくりを大切にしてきた。目標を自ら掲げ、その達成に主体的に取り組むことは、"リーダーマインド"を養う格好の実践の場である。
結局、"リーダー"とは、肩書きによって生まれるものではない。
自分の人生や仕事に責任を持ち、周囲に貢献し、未来をより良くしようとする"心の姿勢"から生まれるのである。常に"リーダーマインド"を心掛けたいと思う。


                                                                         "考える言葉"シリーズ(26-32

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